今まで、エンジェル投資家はお父さんみたいな存在だけど、最大のデメリットは会社自体を乗っ取られる可能性がある事、と散々伝えてきました。
それでは、我々はどのようにそのエンジェル投資家を選んだらいいのでしょうか?
生まれてくる赤ちゃんのように、やはり我々は親を選べないのでしょうか?
いいえ、決してそんなことはありません。
エンジェル投資家は親のような存在というだけで、決して選べないわけではありません。
アメリカのように、日本ではエンジェル投資家リストのような存在しませんが、下記の点に注意すればいいんです。
エンジェル投資家を選ぶ基準はその人を尊敬できるかどうか
それでは、エンジェル投資家を選ぶための方法について伝授していきます。
それはすなわち、「その人を尊敬できるかどうか」に尽きます。
え、それだけ?と思うかもしれませんが、本当にこれだけなんです。
尊敬できない投資家から資金や支援が受けられたとしても、経営で窮屈な思いをする事がほとんどなのです。
逆にいうと、その人が尊敬できるというだけで、会社の経営やビジネスは好転します。
なぜかというと、尊敬できる人はやはりいう事にも筋が通っており、自分のビジネスのいくさきを明確に語ってくれます。
一番困るのは、支離滅裂で昨日言ってた事と今日言ってた事が異なる、という場合。
こうなってしまっては、自分がこの先どちらに向かって行けばいいか混乱してしまいますよね。
そんな人とビジネスをやっていっても、うまくやっていけるわけがありません。
その人のビジョンや指示が明確で、常に硬い意思を持って明確に将来を見据えている、尊敬している人をビジネスのパートナに選びましょう。
コネがあるか、お金があるかはその二の次です。
事前の取り決めも大事なので注意
エンジェル投資家を選ぶ際に、ついついその人物にばかり目がいってしまいそうですが、もう1つ重要なことをお伝えしておきます。
それは、事前にちゃんと取り決め内容を決めておくことです。
ビジネスの領域やお金のこと、打ち合わせの頻度やマイルストーンなど、細かければ細かいほどいいです。
なぜかというと、やはり人間というのは完璧に意思疎通をすることは不可能なものなので、必ず何かを取り決めていないとその先で認識の違い、思いの違いなどが発生します。
この時に役立つのが、事前に決めていた取り決めなんです。
これを作っておくことで、いざ揉めた時にも「あの時はこういうことを取り決めたんだから、ちゃんとその時の約束を守りましょう」という話ができ、穏便に物事の争いを解決する事ができます。
いわば、法律のような存在ですね。
この時に細かく決めておくほど後で役に立つので、ちゃんと最初に時間をとって、お互いに共有しておきましょう。
まとめ
エンジェル投資家を選ぶ際に重要な事は、下記の2つです。
- 尊敬できる人を選ぶ
- 事前の取り決めをできるだけ細かくしておく
これらを守れば、あなたのビジネスの半分は成功したと言っても過言ではありませんよ。